創作こけしとは

その生立ち

こけしには江戸時代後期に生まれたとされる伝統こけしと第2次世界大戦後に生まれた新型こけしがあります。新型こけしには工芸的な「創作こけし」と全国の観光地で土産品として売られている「こけし人形」があります。創作こけしは伝統こけしのろくろ技術を基礎としながらも、子供の手遊び玩具として生まれた伝統こけしとは異なり、新しい分野の美術工芸品として生まれました。

制作の手順

創作こけしは、原材料に木材を使用し、ろくろ・旋盤による粗削り、彫刻、その他の装飾の施し、焼きごてでの絵付け、彩色、仕上げとなりますが、形状および彩色に関しては作者の自由な発想によって創作されます。

鑑賞の視点

作者の心象をデフォルメしていくこの人形は、我々の祖先が古来より育んできた文化を基に生まれた民族芸術とも言えます。だからこそ日本人の郷愁を歌い上げた創作こけしと対峙していると、心のそこから懐かしく、また温かい気持ちにしてくれるのではないでしょうか。


ろくろ挽き

絵付け